北海道・札幌にある「円山動物園(まるやまどうぶつえん)」は、自然豊かな円山公園の一角にある人気観光スポットです。
かわいい動物たちはもちろん、最新の展示施設や動物福祉に配慮した飼育方法などが注目され、年間を通して多くの家族連れやカップルでにぎわいます。
この記事では、円山動物園の見どころ・人気動物・アクセス・おすすめの楽しみ方をわかりやすく解説します。
円山動物園とは?
- 正式名称:札幌市円山動物園
- 所在地:北海道札幌市中央区宮ヶ丘3番地1
- 開園日:1951年(昭和26年)
- 運営:札幌市(公立動物園)
- 入園者数:年間約70万人(※近年推移)
円山動物園は、北海道で最も歴史ある動物園であり、自然との共生をテーマにした展示が特徴です。
約170種・800点以上の動物が飼育され、寒冷地に適した展示設計や繁殖への取り組みでも高く評価されています。
円山動物園の歴史と特徴
● 北海道初の本格的動物園
円山動物園は1951年、札幌市民の寄付によって開園しました。
当初は熊や鹿など少数の動物しかいませんでしたが、長年にわたり市民に愛されながら発展。
現在では最新の動物福祉理念に基づき、「動物にやさしい展示」を実践しています。
● 環境と共生する“エコ動物園”
園内は自然林に囲まれており、四季折々の景色とともに動物を観察できるのが魅力。
雪景色の中でのホッキョクグマやレッサーパンダなど、冬でも楽しめる動物園として全国的にも珍しい存在です。
円山動物園の人気動物たち
円山動物園には、子どもから大人まで楽しめる人気動物がたくさん!
特に下記のエリア・動物は必見です。
🐻 ホッキョクグマ(白くま)
円山動物園のシンボル的存在。
「ホッキョクグマ館」では、水中を泳ぐ姿をガラス越しに間近で見ることができます。
夏も冬も大人気で、赤ちゃん誕生の際には全国的なニュースになるほどです。
🐼 レッサーパンダ
愛らしい表情と仕草で子どもたちに大人気。
木登りをする姿や、冬に真っ白な雪の中で遊ぶ様子はSNS映え抜群です。
🦒 キリン・シマウマの「アフリカゾーン」
広い屋外展示でのびのびと過ごす動物たちが見られるエリア。
背景に北海道の自然が広がり、まるでサファリに来たような感覚が味わえます。
🦧 オランウータン・チンパンジーの「熱帯動物館」
寒冷地の動物園としては珍しい熱帯系の展示。
知能が高い霊長類の行動観察は見応えがあります。
🐧 ペンギン・アザラシの「海獣館」
円山動物園は寒い地域に適した展示技術が高く、冬でも快適に過ごす海獣たちが見られます。
水槽越しに泳ぐペンギンは子どもたちに大人気!
エリア別の見どころ
| エリア名 | 主な動物・特徴 |
|---|---|
| アジアゾーン | トラ、ゾウ、レッサーパンダ |
| アフリカゾーン | キリン、シマウマ、ライオン |
| ホッキョクグマ館 | 白くま・アザラシ・カワウソ |
| 熱帯動物館 | オランウータン、カピバラ |
| 子ども動物園 | ヤギ・ヒツジ・ウサギとふれあい体験 |
円山動物園の施設・サービス
● 動物科学館
動物の生態や保全に関する展示が充実。
子ども向けのクイズコーナーや映像展示もあり、学びながら楽しめるスポットです。
● カフェ・レストラン
園内にはレストラン「ZOOガーデン」や軽食コーナーがあり、北海道名物メニューも味わえます。
人気は「しろくまソフト」や「動物カレー」など、見た目もかわいいメニューです。
● お土産ショップ
オリジナルグッズが豊富で、ホッキョクグマやレッサーパンダのぬいぐるみは定番人気。
地元メーカーとのコラボ商品も多く、お土産選びも楽しい時間になります。
円山動物園へのアクセス
🚋 電車・地下鉄でのアクセス
- 最寄駅:札幌市営地下鉄 東西線「円山公園駅」
- 駅から徒歩約15分またはバス約5分(円山動物園行き)
🚌 バス利用
- JR北海道バス「円山動物園前」下車すぐ
🚗 車でのアクセス
- 札幌中心部から約15分
- 駐車場あり(有料/普通車700円)
営業時間・料金情報(2025年版)
- 営業時間:9:30〜16:30(最終入園16:00)
- 休園日:毎月第2・第4水曜日、年末年始(12/29〜1/1)
- 入園料:
- 一般:800円
- 中学生以下:無料
- 年間パスポート:2,000円
※天候やイベントにより変更の可能性あり。最新情報は公式サイトを確認しましょう。
季節ごとのおすすめポイント
🌸 春:赤ちゃん動物の季節
多くの動物の出産時期で、かわいい赤ちゃんたちに出会えるチャンス。
☀ 夏:夜の動物園イベント
「ナイトズー」では、昼間とは違う夜行性動物の姿を観察できます。
🍁 秋:紅葉と動物観察
円山公園全体が紅葉に包まれ、写真映え抜群。動物たちも過ごしやすい季節です。
❄ 冬:雪と動物のコントラスト
北海道ならではの雪景色の中で、ホッキョクグマやレッサーパンダが元気に動き回る姿は必見!
円山動物園の取り組みと動物福祉
円山動物園は、「命の尊重・教育・環境保全」を基本理念に掲げています。
動物を単に“見せる”だけでなく、自然の中での行動や生態を理解できる展示を目指しています。
また、絶滅危惧種の繁殖プログラムにも参加しており、アムールトラやホッキョクグマなどの保全活動は国際的にも高く評価されています。
まとめ:円山動物園は「家族みんなで楽しめる自然共生型動物園」
円山動物園は、北海道の自然と調和しながら、動物との距離が近い“温かい動物園”です。
ホッキョクグマやレッサーパンダといった人気動物だけでなく、教育・保全の取り組みも充実。
家族旅行やデート、学びの場としてもおすすめです。
2025年も円山動物園は新展示のリニューアルやイベントを予定しており、何度訪れても新しい発見がある場所です。
札幌観光の際には、ぜひ立ち寄ってみてください。


