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卓球混合団体W杯2025日本代表の注目選手まとめ

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卓球混合団体W杯2025日本代表の注目選手まとめ

ここでは、卓球混合団体W杯2025に臨む日本代表メンバーの中から、特に注目度の高い選手たちのプロフィールと見どころを整理します。情報は2025-12-06時点の公式発表・各種報道にもとづきます。

日本代表メンバー一覧と役割

日本代表は男女各4名、計8名で構成されています。男子は張本智和、松島輝空、戸上隼輔、篠塚大登、女子は張本美和、早田ひな、伊藤美誠、大藤沙月という布陣で、世界トップクラスの戦力と言えます。

選手名 性別 主なポジション 特徴・注目ポイント
張本智和 男子 男子シングルス/ダブルス 世界トップレベルの男子エース。気迫あふれるプレーと高い勝率で、日本男子の大黒柱として期待される。
松島輝空 男子 男子シングルス/混合ダブルス 2007年生まれの新世代エース。全日本選手権やWTTチャンピオンズで優勝するなど、2025年に大ブレイク。爆発力のある攻撃が持ち味。
戸上隼輔 男子 男子シングルス/ダブルス アジア選手権や世界選手権でダブルスの実績が豊富。男子ダブルス世界王者の一人でもあり、団体戦で要となる存在。
篠塚大登 男子 男子シングルス/ダブルス 2025年世界選手権男子ダブルス優勝。攻守バランスの良い左利きで、戸上隼輔とのペアは世界最強クラスと評価される。
張本美和 女子 女子シングルス/ダブルス 女子シングルス世界ランキング上位に位置し、アジア選手権団体で日本女子を銀メダルに導いた若きエース。
早田ひな 女子 女子シングルス/ダブルス 左利きの両ハンドドライブが武器。世界ランキングでも上位を維持し、世界大会のメダル実績も豊富なオールラウンダー。
伊藤美誠 女子 女子シングルス/混合ダブルス 東京五輪混合ダブルス金メダリストで、中国勢に最も勝っている選手の一人と評される。独特の変化とスピードで相手を翻弄。
大藤沙月 女子 女子シングルス/ダブルス 2024〜2025年にかけてWTTで複数タイトルを獲得し、世界ランク一桁まで急上昇した新鋭。連戦にも強いフィジカルとメンタルが魅力。
  • 男女ともに「世界トップクラスの実績を持つ選手」と「急成長中の若手」がバランスよく配置されている
  • 男子はダブルス世界王者コンビ(篠塚・戸上)がいる点が大きな強み
  • 女子は伊藤・早田・張本・大藤と、誰が出ても世界レベルの布陣

キープレーヤー3人:勝敗を左右する絶対的存在

張本智和:男子エースとしての責任と覚悟

張本智和は、男子シングルスで世界トップクラスの実績を持ち、団体戦でも常にエースとして起用されてきた選手です。世界選手権やアジア選手権でも日本男子の中心として戦っており、混合団体W杯でも「必ずポイントを取るべき試合」で起用されることが多くなると見込まれます。

伊藤美誠:対中国戦の切り札

伊藤美誠は、東京五輪混合ダブルス金メダルをはじめ、世界大会で中国選手に多く勝利してきた「対中国キラー」として知られています。世界ランキングでも上位を維持しており、混合ダブルス・女子シングルス・女子ダブルスのどこに出ても流れを変えられる存在です。

早田ひな:団体戦で頼れるオールラウンダー

早田ひなは、左利きの両ハンドドライブと安定したレシーブで、「崩れないエース」として多くの団体戦で活躍してきました。シングルスだけでなくダブルスでも実績があり、ペアを組む相手を選ばない対応力の高さがチームにとって大きな武器です。

  • 張本智和:男子エースとして「落とせない試合」を担当
  • 伊藤美誠:対中国戦を含む大一番でのキーマン
  • 早田ひな:シングルス・ダブルス両方で計算できる安定感

ブレイク候補:2025年に一気に存在感を増した若手たち

松島輝空:全日本優勝から世界の頂点を狙う10代エース

松島輝空は、全日本選手権やWTTチャンピオンズなど国際大会でタイトルを獲得し、2025年に一気に世界トップクラスに躍り出た存在です。攻撃的なプレーと勝負強さで、「第二の張本」とも言える期待値を集めています。

篠塚大登&戸上隼輔:世界選手権男子ダブルス王者コンビ

2025年世界選手権男子ダブルスで優勝した篠塚大登/戸上隼輔ペアは、日本にとって実に1961年以来となる男子ダブルス世界タイトルをもたらしました。 混合団体W杯でも、男子ダブルスの局面でこのコンビが起用されれば、世界最強レベルの破壊力が期待できます。

大藤沙月:女子シングルス新エース候補

大藤沙月は、2024〜2025年にかけてWTTのシングルスで複数回優勝し、世界ランキングも一気にトップ10入りを果たしました。 伊藤・早田・張本美和に続く「第4の柱」として、長丁場の団体戦でローテーションを支える存在になっています。

  • 松島輝空:男子シングルスでの「第二の勝ち頭」として期待
  • 篠塚&戸上:世界王者ダブルスとして、男子ダブルス局面を任せられる
  • 大藤沙月:女子陣の層をさらに厚くする新エース候補

混合団体W杯での起用イメージと今後の展望

大会フォーマットの特性上、混合ダブルス→女子シングルス→男子シングルス→ダブルスという流れの中で、どこで主力を投入するかが非常に重要です。

  • 混合ダブルス:伊藤美誠+男子(張本智和または松島輝空)といった組み合わせが「先手必勝」のパターンになり得る
  • 女子シングルス:相手との相性を見ながら、早田・伊藤・張本美和・大藤をローテーション
  • 男子シングルス:張本智和を軸に、松島・戸上・篠塚を状況に応じて起用
  • ダブルス:男子は篠塚/戸上、女子は早田/伊藤・張本美和/大藤など、相性の良いペアリングが鍵

実際のオーダーは対戦相手やコンディション次第で変わるため「予定・可能性」の段階にとどまりますが、いずれの起用パターンにしても、日本代表が世界トップクラスの層の厚さを持っていることは間違いありません。