2026ワールドカップ組み合わせ抽選・注目国の行方【日本・開催国・優勝候補はどのグループ?】
基準日:2025-12-06。ワシントンD.C.で行われた2026年ワールドカップの組み合わせ抽選により、日本代表や開催国トリオ(アメリカ・カナダ・メキシコ)、そしてブラジル・アルゼンチン・フランス・イングランドなど注目国の行方が出そろいました。この記事では、主要国ごとのグループ構成と突破の可能性をざっくり整理し、「どの山が熱いのか」を俯瞰していきます。
注目国のグループ一覧と突破難易度
まずは、日本代表と開催国3か国、主要な優勝候補をまとめて一覧にしてみます(突破難易度は各種メディアの評価を踏まえた目安であり、確定ではありません)。
| 国 | グループ | 対戦国 | 突破難易度(目安) | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | F | オランダ/日本/欧州PO B勝者(ウクライナ・スウェーデン・ポーランド・アルバニア)/チュニジア | かなり厳しい | 海外メディアのランキングでは「大会で最もタフなグループ」とされ、日本にとっては真価が問われる組。 |
| ブラジル | C | ブラジル/モロッコ/ハイチ/スコットランド | 難しいが本命 | 強豪ブラジルに、カタール大会4位のモロッコと好調スコットランドが挑む構図で、油断ならない組。 |
| アルゼンチン | J | アルゼンチン/アルジェリア/オーストリア/ヨルダン | 本命だが油断禁物 | ディフェンディングチャンピオンとしては悪くない抽選とされるが、アルジェリアやオーストリアも侮れないとの評価。 |
| フランス | I | フランス/セネガル/ノルウェー/大陸間PO2勝者 | 死の組級 | セネガルとノルウェーが同居し、「エムバペvsハーランド」の直接対決が実現する超注目グループ。 |
| イングランド | L | イングランド/クロアチア/ガーナ/パナマ | かなり厳しい | クロアチアとガーナが入ることで、Sports Illustratedは「第2の死の組候補」と位置づけている。 |
| ドイツ | E | ドイツ/キュラソー/コートジボワール/エクアドル | 中程度 | 統計上は「最も易しいグループ」との分析もあるが、アフリカ王者コートジボワールなど実力者も多く油断禁物。 |
| アメリカ | D | アメリカ/パラグアイ/オーストラリア/欧州PO C勝者 | やや有利 | 開催国としては「悪くない組」とされ、ベスト32〜16進出は十分狙えるとの論調が多い。 |
| メキシコ | A | メキシコ/南アフリカ/韓国/欧州PO D勝者 | 混戦 | 韓国や欧州プレーオフ勝者の実力を考えると、開催国とはいえ簡単ではない「ほどよい難度」のグループ。 |
| カナダ | B | カナダ/欧州PO A勝者(イタリアなど)/カタール/スイス | プレーオフ枠次第 | イタリアが入ってくる可能性もあるため、欧州POの結果しだいでは一気に「死の組寄り」になると見られている。 |
この章のポイント
- 日本はオランダ・チュニジア・欧州プレーオフB勝者と同組で、「最難関グループ」の一角との評価。
- ブラジル・フランス・イングランドなど優勝候補は、いずれも楽と言えない組を引き、グループステージから高レベルの対戦が確定している。
- 開催国3か国は総じて「突破の可能性が十分あるグループ」との見方が主流で、地元の盛り上がりにも追い風。
日本代表グループFの行方:オランダ・チュニジア・欧州PO B
日本は強豪オランダと同組になり、アジア予選を圧倒的な守備力で勝ち上がったチュニジア、さらにウクライナ・スウェーデン・ポーランド・アルバニアのいずれかが欧州プレーオフBから入る構図です。
- オランダ:W杯準優勝3回の欧州強豪で、攻守ともに完成度が高い。
- チュニジア:予選9勝1分無失点というデータもあり、守備的で粘り強いスタイルが特徴。
- 欧州PO B:いずれも欧州中堅〜強豪で、「ポット4とは思えない強さ」を持つ国が勝ち上がる可能性が高い。
森保一監督も「非常にタフな組」とコメントしており、日本としては初戦の入り方と欧州プレーオフ勝者との直接対決が鍵になると見られています。
この章のポイント
- 日本の周囲3チームはいずれも守備組織がしっかりしており、ロースコアの接戦が増えると予想される。
- 欧州プレーオフB勝者は「事前に相手が読みにくい」ため、スカウティングの難度も高い。
- グループFは平均FIFAランキングから見ても今大会屈指の激戦区で、日本が突破すれば世界的な評価アップは確実。
開催国トリオの行方:ホームアドバンテージを活かせるか
共催国メキシコ・カナダ・アメリカの3チームは、いずれもポット1に入り、ホームアドバンテージを活かしやすいグループに収まりました。
- メキシコ:南アフリカ・韓国・欧州PO D勝者と同組で、「極端な死の組ではないが簡単でもない」バランス型のグループ。
- カナダ:スイス・カタール・欧州PO A勝者(イタリアなどの可能性)と同組で、プレーオフの結果次第で難度が大きく変動。
- アメリカ:オーストラリア・パラグアイ・欧州PO C勝者と同組で、国内メディアは「十分突破を狙える」と前向きに評価。
この章のポイント
- 開催国3チームは、いずれもグループ突破の現実的なチャンスがある抽選結果になったと評されている。
- 特にアメリカは「ホームでのベスト8以上」を現実的な目標とする論調が強い。
- カナダとメキシコは、欧州プレーオフ勝者の顔ぶれ次第で一気に「死の組寄り」になる可能性もある。
優勝候補同士がどこでぶつかりそうか
ESPNやGuardianなどのグループ別展望では、グループの顔ぶれだけでなく「決勝トーナメントの山」も含めて、優勝候補同士の対戦がどこで起こり得るかが議論されています。
- フランス(I組)とイングランド(L組)は、順当に行けばベスト8〜4あたりでぶつかる可能性。
- ブラジル(C組)とアルゼンチン(J組)は、決勝まで別の山になるシナリオもあり、「南米決戦」待望論も高まっている。
- 日本がグループFを突破した場合、ラウンド32以降でどの大陸の強豪と当たりやすいかも、今後の公式トーナメント表発表で要チェック。
