新人王 2025・プロ野球候補選手一覧と最新動向まとめ
更新日: 2025-11-25。2025年プロ野球の「最優秀新人賞（新人王）」は、11月26日に行われる「NPB AWARDS 2025」で発表予定です。本記事では発表前日のタイミングで、各メディアやデータサイトが挙げている有力候補をセ・パ別に整理し、成績の目安や評価ポイントを一覧でまとめます。
2025年新人王の概要とスケジュール
新人王は「そのシーズンに最も活躍した新人あるいは新人王資格を持つ選手」に贈られる賞で、投打問わず候補となるハイレベルなレースが毎年繰り広げられます。2025年シーズンもセ・パともに、先発・中継ぎ投手から捕手・遊撃手・外野手まで、多彩な顔ぶれが名前を挙げられています。
新人王選考の基本ルール（概要）
- 新人王「有資格者」は、過去の出場試合数・投球回・打席数などが一定基準以下の選手に限定される
- 投手・野手の区別はなく、リーグごとに記者投票などで「1人」が選出される
- 年に一度の表彰式「NPB AWARDS」で、MVPやベストナインとともに発表される（2025年は11/26開催予定）
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セ・リーグ新人王 2025 候補選手一覧
セ・リーグでは「阪神のドラ1左腕」「ヤクルトの中継ぎ左腕」「中日の若手捕手陣」など、投手中心ながら複数の候補が挙げられています。各種予想記事では、伊原陵人（阪神）、荘司宏太（ヤクルト）、石伊雄太（中日）、松尾汐恩（DeNA）、金丸夢斗（中日）らが有力候補として名前を並べています。
| リーグ | 選手名 | 球団／ポジション | 主な成績の目安（2025） | 新人王候補としてのポイント |
|---|---|---|---|---|
| セ | 伊原 陵人 | 阪神／先発左腕 | 28登板・5勝7敗・防御率2点台前半・先発と中継ぎを経験 | ドラフト1位の即戦力としてローテ入り。シーズン前半の安定感と2点台の防御率で「数字」の質は高く、勝ち星の少なさをどう評価するかが焦点。 |
| セ | 荘司 宏太 | ヤクルト／中継ぎ左腕 | 40試合前後登板・ホールドポイント30前後・防御率1点台前後 | 開幕から球団新人記録となる連続無失点をマークし、勝ちパターンの中継ぎとしてフル回転。高い奪三振率とホールド数で「救援の柱」としての貢献度が評価されている。 |
| セ | 金丸 夢斗 | 中日／先発左腕 | 先発15試合前後・QS（クオリティ・スタート）多数・防御率2点台後半〜3点台前半 | 勝ち星は伸びなかったものの、先発としてイニングをしっかり投げ、QS率の高さが光るタイプ。チーム事情を考慮した「内容重視」の評価になるかどうかがカギ。 |
| セ | 石伊 雄太 | 中日／捕手 | 70試合前後出場・打率2割1分台・本塁打少数・約270打席 | 若手捕手としてスタメン機会を増やし、守備とリード面の貢献が高く評価されているタイプ。打撃指標は派手ではないが、ゴールデングラブの投票にも名前が挙がるなど守備面の評価が大きい。 |
| セ | 松尾 汐恩 | DeNA／捕手 | 60〜70試合出場・打率2割5分前後・本塁打数は一桁中盤 | 22年ドラ1捕手が徐々に一軍出場を増やし、攻守両面で存在感アップ。打撃も捕手としてはまずまずの数字で、「守れる若手捕手」として新人王投票の票をどれだけ集めるか注目される。 |
セ・リーグ新人王レースのチェックポイント
- 「先発投手のイニングと防御率」か「リリーフ左腕のホールド数と安定感」かという、役割の違いをどう比較するか
- 捕手など守備負担の大きいポジションは打撃成績以上に守備やリードが評価されやすい点
- 伊原・荘司・石伊・松尾・金丸のうち、誰が記者投票でインパクトを残したかが最終判断のポイント
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パ・リーグ新人王 2025 候補選手一覧
パ・リーグは2025年も「豊作」と言われるレベルの激戦で、先発右腕・左腕、中継ぎ、ショート、外野手、捕手と、あらゆるポジションから有力候補が登場しています。メディアの予想や解説では、達孝太・松本晴・柳川大晟（投手）、宗山塁・西川史礁・渡部聖弥・寺地隆成（野手）らの名前が繰り返し挙がっています。
| リーグ | 選手名 | 球団／ポジション | 主な成績の目安（2025） | 新人王候補としてのポイント |
|---|---|---|---|---|
| パ | 達 孝太 | 日本ハム／先発右腕 | 約12〜15試合登板・8勝前後・防御率2点台前半・100イニング超 | 開幕から無傷の連勝を重ね、プロ野球新記録となる先発7連勝を達成。シーズンを通じて2点台前半の防御率と高い奪三振率を記録し、「エース格の内容」を見せた先発投手として最有力候補との声も多い。 |
| パ | 松本 晴 | ソフトバンク／先発左腕 | 約25登板・6勝4敗1ホールド・防御率2点台後半 | 中継ぎから先発に転向し、強力ソフトバンク投手陣の一角として安定した投球を続けた3年目左腕。イニング消化と防御率のバランスが良く、「優勝チームの先発」という加点要素もある。 |
| パ | 柳川 大晟 | 日本ハム／救援右腕 | 35試合前後登板・2勝1敗・セーブ＆ホールドを2桁ずつ・防御率1点未満〜1点台前半 | 勝ちパターンのリリーフとして0点台〜1点台前半と圧巻の防御率を記録した剛腕。セーブとホールドをバランス良く積み上げており、「クローザー候補」としての将来性も含め評価されている。 |
| パ | 宗山 塁 | 楽天／遊撃手 | 120試合前後出場・100安打超・打率.260前後・本塁打数は一桁 | 5球団競合ドラ1の遊撃手が、開幕スタメンからシーズン通してショートを守り抜き、12球団新人最速で規定打席に到達。守備範囲の広さと安定感に加え、100安打超えの打撃も含め「総合力」で高評価を得ている。 |
| パ | 西川 史礁 | ロッテ／外野手 | 規定打席到達・打率.28前後・100安打超・二塁打多数 | シーズン終盤に規定打席に乗り、打率はリーグ上位の.28台、二塁打はリーグトップクラスと「長打も打てるリードオフマン」として成長。外野守備でも捕殺数やゴールデングラブ投票で高評価を受けており、攻守両面のインパクトが新人王レースをリードしている。 |
| パ | 渡部 聖弥 | 西武／外野手 | 100試合超出場・規定打席到達・打率.25前後・本塁打二桁・打点40超 | 西武打線の中軸として3番を任され、今季新人で唯一の二桁本塁打＆40打点超をマーク。打率は.25前後ながら、長打と勝負強さでチームを支えた「中軸型」の新人王候補で、西川・宗山との三つ巴と評されることも多い。 |
| パ | 寺地 隆成 | ロッテ／捕手 | 90試合超出場・打率.260台・本塁打5本前後 | 2年目捕手ながら開幕からシーズン通して一軍マスクを被り、攻守にわたる安定感でチームを支えた存在。投手陣の柱をリードしながら、自身も打率.26台・5本塁打とバランスの取れた成績を残しており、「捕手としての総合力」が評価対象。 |
パ・リーグ新人王レースのチェックポイント
- 達孝太の「先発エース級の内容」と、西川・渡部・宗山ら「規定打席に到達した野手陣」をどう比較するか
- 宗山の「ショートでフル出場級」、寺地の「正捕手としての出場数」など、守備ポジションの重さが投票にどこまで反映されるか
- リーグの優勝争いやCS進出にどれだけ直接貢献したか、といった「チームへの影響度」も判断材料になりそうな点
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新人王 2025 予想の楽しみ方と注意点
2025年の新人王レースは、セ・リーグが「伊原 vs 荘司＋捕手陣」、パ・リーグが「達 vs 西川・渡部・宗山＋寺地」といった構図で語られることが多く、非常に票が割れそうな状況です。最終的な受賞者は11月26日の表彰式まで「未確定」であり、本記事の一覧はあくまで各種メディアの報道や成績データをもとにした候補整理である点に注意してください。
予想するときのポイント
- 先発投手は「防御率」「イニング」「勝利数」、中継ぎは「ホールド数」「登板数」「防御率」、野手は「規定打席到達」「OPSや守備ポジション」をセットで比較すると判断しやすい
- 「優勝チーム・上位チームの主力かどうか」は、僅差のときに票を左右しやすい傾向がある
- 最終的な票は「印象」も影響するため、日本代表シリーズやCS、日本シリーズでの活躍がプラスに働く可能性もある
