M-1グランプリ2025審査員予想：若手審査員は起用されるのか？

この記事の基準日は2025-12-06です。2025年大会の決勝は2025-12-21に生放送予定ですが、この時点で決勝の審査員9名は公式にはまだ発表されていません。

ただし、直近の2024年大会からは審査員が7人→9人に増員され、「現役寄り」「若返り」傾向がはっきりしてきました。ここでは2024年までのデータと各種予想記事をもとに、2025年に若手・中堅審査員がどこまで起用されそうかを整理します。

2024年までの審査員構成と「若返り」トレンド

2024年はレジェンド＋現役寄りの9人体制に

2024年のM-1決勝の審査員は次の9名でした。

• 2024年は9人体制になり、40〜50代の「現役寄り」が多数を占めた。
• 「漫才師による漫才師のための大会」という色がさらに強まったと評されている。
• 2025年も、このレジェンド＋現役中堅・若手の組み合わせが基本ラインになると見られる。

「若手審査員」とはどの層を指すか

大御所ではなく“現役バリバリ”層が増えている

M-1の審査員をめぐる議論では、しばしば「大御所ばかり」「若手が少ない」といった声が挙がってきました。 しかし2024年の顔ぶれを見ると、NON STYLE石田・かまいたち山内・オードリー若林ら、現役で賞レースにも関わってきた世代が複数入っており、従来よりは明らかに若返り傾向です。

この流れを踏まえると、2025年に言う「若手審査員」とは、40代前後〜50代前半の現役人気コンビが中心になると考えられます。

• M-1初期の「60代クラスの大御所中心」から、構成力に詳しい中堅〜若手が増加。
• 「若手審査員」といっても、ネタ番組で主力として活躍する経験豊富な世代がターゲット。
• 2024年の9人は、その“世代交代路線”がかなり進んだメンバー構成だった。

M-1 2025で若手審査員が増える可能性

正式発表はまだだが「2024路線の継続＋数名入れ替え」が濃厚

2025年12月6日時点で、公式サイトのお知らせには2025年決勝審査員に関する発表はありません。 ただし、複数の予想系記事では、

• 2024年からの一部継続（礼二・塙・大吉など）
• そこに新規の現役芸人が数名加わる
• 9人体制は維持される

といったシナリオが多く語られています。

また、「審査員に若手が少ない」という過去の批判や分析記事もあり、制作側としては年齢・出身・所属事務所のバランスに気を配っていると考えられます。

• 2025年も9人体制＋世代バランス重視の方針が続く公算が高い。
• 若手〜中堅寄りの審査員が、全体の半数近くを占める構成になる可能性がある。
• 具体的な名前は現時点では予想の域を出ないため、公式発表を待つ必要がある。

若手審査員が増えると何が変わるのか

「今のライブシーン基準」に近づく採点軸

若手・中堅審査員が増えるメリットとして、現在の劇場・ライブシーンの感覚に近い評価が入りやすくなる点が挙げられます。たとえば、テンポの速い構成やメタ漫才・構造系のネタなども、「普段から見慣れている世代」が審査に加わることで、評価が安定しやすくなります。

一方で、若手同士の人間関係が近すぎると「採点しづらい」というデメリットを指摘する声もあり、距離感の取り方も重要です。

• 若手審査員増＝ライブシーンの“今”に近い評価軸が入る。
• 構造が複雑なネタ・実験的なネタも正当に評価されやすくなる可能性。
• ただし“近すぎる関係”による採点の難しさもあり、人選のバランスがカギ。

2025年大会でチェックしたい「審査員まわり」のポイント

発表されたら見ておきたい3つの視点

審査員が公表されたら、次の3点をチェックすると、「今年のM-1がどういう大会になりそうか」のイメージがつかみやすくなります。

• 年齢・世代バランス…60代以上の大御所と、40〜50代現役組の比率。
• 所属事務所のバランス…吉本・非吉本・女性漫才師など、出自がどの程度散らばっているか。
• 初参加かどうか…初めて審査員を務めるメンバーは、柔軟な採点をする一方で点数が動きやすい傾向がある。

• 審査員発表は、多くの場合「決勝の数日前」に行われる（2024年は12/15発表）。
• 2025年も発表タイミングは大きくは変わらないと見られる。
• 正式な顔ぶれが出たら、「世代」「所属」「初参加かどうか」の3点を整理しておくと楽しめる。