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フィギュアスケート速報:今日の得点・結果一覧【ISUグランプリファイナル2025 名古屋】

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フィギュアスケート速報:今日の得点・結果一覧【ISUグランプリファイナル2025 名古屋】

2025-12-06時点で、名古屋・Aichi International Arenaで開催中のISUグランプリファイナル2025では、男女シングル・ペア・アイスダンスの主要種目で上位陣の結果が出そろいました。本記事では本日の主な結果と得点を一覧でまとめ、日本勢の活躍や世界のトップスケーターのハイライトを整理します。

本日の大会ハイライト概要

男子シングルでは、アメリカのイリア・マリニンがフリーで7本の4回転ジャンプ(うち4Aを含む)を成功させ、自身の世界最高記録を更新する238.24点のフリー、合計332.29点で金メダルを獲得しました。

女子シングルでは、アメリカのアリサ・リュウがトータル222.49点で優勝し、日本の中井亜美が220.89点で銀メダル、坂本花織が218.80点で銅メダルを獲得するなど、ハイレベルなメダル争いとなりました。

ペアでは日本の三浦璃来/木原龍一組が225.21点でタイトルを奪還し、アイスダンスではアメリカのマディソン・チョック/エヴァン・ベイツ組が220.42点で3連覇を達成しています。

  • 男子:マリニンがフリー世界記録級の演技で総合優勝
  • 女子:リュウが初出場で優勝、日本勢2人が表彰台入り
  • ペア・ダンスでも日本勢と北米勢が強さを見せた

種目別・上位成績と得点一覧

本日時点で判明しているシニア主要4種目の上位成績を一覧にまとめます(数値はいずれも公式リザルト・報道に基づく)。

種目 優勝(国) 総合得点 2位 3位
男子シングル イリア・マリニン(米国) 332.29 鍵山優真(日本)302.41 佐藤駿(日本)292.08
女子シングル アリサ・リュウ(米国) 222.49 中井亜美(日本)220.89 坂本花織(日本)218.80
ペア 三浦璃来/木原龍一(日本) 225.21 サラ・コンティ/ニコロ・マッキ(イタリア)223.28 ミネルヴァ・F・ハーゼ/ニキータ・ヴォロディン(ドイツ)221.25
アイスダンス マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ(米国) 220.42 ロランス・フルニエ・ボードリー/ギヨーム・シゼロン(フランス)214.25 ライラ・フィアー/ルイス・ギブソン(英国)208.81
  • 男子では日本勢2名が表彰台に乗り、地元開催で大きなインパクト
  • 女子は米国と日本のトップ選手が僅差の争いを展開
  • ペア・ダンスでもトップと2位の得点差が小さく、接戦の大会となった

日本勢の活躍まとめ

男子シングルでは、鍵山優真が約300点超えの高得点で銀メダル、佐藤駿が安定した4回転構成で銅メダルと、日本男子がワンツースリーのうち2枠を占める結果となりました。

女子では、中井亜美と坂本花織がそろって表彰台に立ち、ベテランと若手が並び立つ形で「日本女子の層の厚さ」を示しました。ペアでは三浦・木原組がグランプリファイナルのタイトルを取り戻し、アイスダンスでも日本カップルがファイナル進出を果たすなど、全体として日本勢にとって非常に成果の大きい大会となっています。

  • 男子:鍵山・佐藤がメダルを獲得し、日本男子の存在感が際立つ
  • 女子:中井・坂本のダブル表彰台で日本女子の強さを再確認
  • ペア:三浦・木原組がタイトル奪還に成功し、五輪シーズンへ弾み

得点が示す技術レベルと今後の見どころ

マリニンのフリー238.24点は、自身が持つ世界最高記録を大きく塗り替えるもので、7本の4回転ジャンプをクリーンに決めたTES(技術点)が大きく伸びたことが要因です。4Aを含むハイリスク構成をここまでの完成度でまとめてきたことは、来季以降の技術競争の新たな基準になると言えるでしょう。

女子では、PCS(演技構成点)を高水準でまとめる坂本、ジャンプ構成の難度と勢いで勝る中井、総合バランスの良さを見せたリュウなど、それぞれ異なる強みを持つ選手が拮抗した得点を記録しており、今後の世界選手権や2026年ミラノ・コルティナ五輪に向けて、表彰台争いはさらに混戦になりそうです。

  • 男子は超高難度ジャンプ構成が新たなスタンダードになりつつある
  • 女子は技術と表現のバランスが拮抗し、多様なスタイルが共存
  • 得点動向から見ても、来季以降の世界大会はさらにハイレベルな争いが予想される

今後のシーズンとチェックすべき大会(CTA)

グランプリファイナル終了後は、各国選手権や四大陸選手権、世界選手権へとシーズンは続いていきます。特に2025-26シーズンは2026年ミラノ・コルティナ五輪を翌年に控えたプレ五輪イヤーとなるため、今回の得点や順位は各国の代表選考・勢力図に大きな影響を与えることが予想されます。