大谷翔平の中学・高校はどこ?出身校と当時の成績・エピソード
基準日:2025-12-08 時点。メジャーリーグで歴史的な活躍を続ける大谷翔平選手は、どんな中学・高校で野球に打ち込んできたのか気になる人も多いはずです。この記事では、奥州市立水沢南中学校と花巻東高校という2つの出身校に焦点を当て、当時の成績や印象的なエピソードをわかりやすく整理します。プロ入り前の「二刀流の原点」を知ることで、今の超人的な活躍の背景がより立体的に見えてきます。
大谷翔平の出身校と進路タイムライン
まずは小学校〜高校までの進路を、公式プロフィールや自治体の紹介ページをもとに年表形式で整理します。
| 年代 | 学校名 | 野球チーム・主な出来事 |
|---|---|---|
| 2001〜2007年頃(小学生) | 奥州市立姉体小学校 | 水沢リトルリーグで投手としてプレー。小5ですでに球速110km/hを記録し、1試合17奪三振のエピソードも残っている。 |
| 2007〜2010年(中学) | 奥州市立水沢南中学校 | 一関リトルシニアに所属し、全国大会にも出場。中学時代から全国レベルの速球派投手として注目される。 |
| 2010〜2013年(高校) | 花巻東高等学校 | 投打の「二刀流」として活躍。2011年夏・2012年春の2度の甲子園出場、2012年夏の岩手大会準決勝で160km/hを計測し高校生最速(当時)の記録を樹立。 |
| 2013年〜 | 北海道日本ハムファイターズ ほか | 2012年ドラフトで日本ハムから1位指名を受け入団。その後、NPB・MLBで本格的な二刀流として世界的スターに成長。 |
要点
- 中学は奥州市立水沢南中学校、高校は花巻東高校出身。
- 小・中学生の時点で全国大会を経験し、すでに球速・奪三振とも全国トップクラスだった。
- 花巻東では「二刀流」の骨格が完成し、160km/hの速球と高校通算50本超の本塁打でプロからも熱視線を浴びた。
中学時代:水沢南中学校と一関リトルシニアの成績
中学時代の大谷選手は、学校の部活動だけでなく一関リトルシニアで本格的に硬式野球に取り組んでいました。奥州市公式サイトや各種インタビューによると、シニア時代には全国大会にも出場し、すでにエースとしてチームを牽引していたことがわかります。
具体的な公式成績(防御率・打率など)は詳細には公表されていませんが、小学生時代に110km/h、中学でも全国大会で活躍していたことから、当時から「将来はプロ」と目される存在だったと推測できます。
要点
- 水沢南中在学中から、一関リトルシニアのエースとして全国大会に出場。
- すでに速球派右腕として頭角を現し、小学生時代からの球速アップで周囲を驚かせていた。
- 母校周辺の坂道「南中坂」は、現在では大谷選手ゆかりの“聖地”的スポットとしても紹介されている。
花巻東高校時代の成績:160km/hと高校通算本塁打
花巻東高校時代の大谷選手は、投打で規格外の数字を残しました。高校野球メディアやインタビュー記事では、高校通算57本塁打、投手としては140〜150km/h台の速球を連発し、多くの打者をねじ伏せたと紹介されています。
中でも有名なのが、2012年夏の岩手大会準決勝・一関学院戦でマークした160km/h。これは当時の高校生最速記録であり、7回3安打1失点13奪三振という内容も含め、「高校野球史に残る快投」として語り継がれています。
| 項目 | 花巻東高校時代の主な実績(目安) |
|---|---|
| 甲子園出場 | 2011年夏(第93回選手権)、2012年春(第84回選抜)の2回出場。 |
| 高校通算本塁打 | 57本塁打とされ、投打ともに「何十年に一人の逸材」と評された。 |
| 最速球速 | 2012年夏の岩手大会準決勝で160km/hを計測し、高校生最速(当時)の記録を樹立。 |
| 3年夏 岩手大会 | 決勝で盛岡大附属に敗れ、甲子園出場を逃す。毎回15奪三振を奪いながらも5失点という“涙のラストゲーム”となった。 |
要点
- 高校通算57本塁打+最速160km/hの二刀流として、国内外のスカウトから注目されていた。
- 甲子園には2度出場しつつも、最後の夏は県大会決勝で敗退というドラマチックな結末を迎えた。
- 「プロでメジャーの一線級になる」という高い目標を高校時代から公言していた。
高校時代の印象的なエピソード
花巻東高校では、佐々木洋監督のもとで寮生活と徹底した生活指導を受けていました。寮ではトイレ掃除を担当し、「どんな仕事も手を抜かない」姿勢を身に付けたというエピソードが有名です。
また、入学当初から「いずれは160km/hが出る」と監督に言われ続けたことが、大谷選手自身のモチベーションを高めるきっかけになったと語られています。体重は入学時から20kg以上増加し、3年間で体づくりに徹底的に取り組んだこともインタビューで明かしています。
要点
- 寮生活での掃除・生活指導が、プロ入り後の自己管理能力につながっているとされる。
- 「160km/h」という高い目標を高校1年の頃から掲げ、最終的に実現した“有言実行”のストーリーが象徴的。
- 高校時代から、投打どちらか一方ではなく、二刀流を続ける意志を持っていた。
