天井のしみが広がっているなら、まずは「電気の安全」→「水の有無」→「養生」→「連絡判断」の順で動くのが最短です。 最初の10分でやることを押さえるだけで、被害(家財・カビ・修理範囲)を増やしにくくなります。
私は「薄い輪っかだし、今日は様子見でいいか」と思ったら、3日で倍くらいに広がって一気に不安MAXになりました。 この記事は、その時系列と、実際に役立った対処の流れをまとめたものです。
- しみが広がるとき「最初の10分」でやること(危険回避の優先順位)
- 広がり方のリアルなログ例(写真の残し方テンプレ付き)
- 管理会社・上階・保険へ「何をどう言うか」の伝え方テンプレ
- 修理が決まるまでの生活防衛(カビ対策・換気・家具避難)
結論:しみが広がる時に最優先でやること(最初の10分チェック)
天井のしみは「見た目」よりも中で水が動いているかが重要です。 特にマンションでは、国交省の調査でも過去1年のトラブルとして「水漏れ」が上位に出てきます。
まず安全確認(ブレーカー/照明/コンセント周り・家電の退避)
天井のしみが照明・ダウンライト・火災報知器・コンセント近くにある場合は、 触らずにブレーカー(該当回路)を落とすのが安全側です。家電は濡れる前に避難。
水が落ちているか/湿っているかを確認(触らず“紙・ティッシュ”で判定)
- 天井に直接触らず、下にティッシュを当てて「濡れるか」を見る
- 床に落ちる音があるなら、受け皿(バケツ)を先に置いてから観察
- 濡れがない=安全、ではない(中で滞留していることも)
バケツ・タオル・養生(床・家具を守る)
- 床:タオル+ビニール(ゴミ袋でも)で二重に
- 家具:壁際の家具は数cmでも前に出す(壁伝いの濡れを避ける)
- 家財:濡れそうな家電・本・布類はまず退避
“今すぐ連絡すべき基準”(様子見が危険なサイン)
次のいずれかがあるなら、その時点で管理会社(または緊急窓口)へ連絡が安全側です。
- ポタポタ落ちる/水量が増える
- しみが照明・換気扇・火災報知器の近く
- 天井がたわむ・膨らむ(内部に水が溜まっている可能性)
- 変な臭い(焦げ臭い・カビ臭い・薬品っぽい等)
- 同じ部屋で点が増える/輪郭が急に濃くなる
私の場合は「薄い輪っか」→「輪郭が濃くなる」→「中心が黄ばむ」→「点が増える」の順で、 じわじわ“確信”に変わっていきました。止水されない限り、勝手に良くならない感覚でした。
実体験:天井のしみが広がっていった時系列ログ(写真・サイズ・心境)
ここは「検索意図ど真ん中」を意識して、私のログをできるだけ具体に書きます。 ※建物条件や漏水量で変わるので、同じ広がり方を保証するものではありません。
1日目:気づいた瞬間
位置は部屋の端(壁から少し内側)。色は「薄いベージュの輪」。 匂いはこの時点ではほぼなし。上階の生活音はいつも通りで、天候も「雨だったかどうか」をメモしました。
- まず照明の近くじゃないか確認 → 念のため家電を避難
- スマホで写真(引き+寄り)を撮る/ざっくり直径メモ
- ティッシュで「湿り」を確認(直接触らない)
2〜3日目:広がり方(輪郭が濃くなる/中心が黄ばむ/点が増える)
2日目あたりから、輪郭がちょっと濃くなり、中心がうっすら黄ばむ感じに。 3日目には「え、昨日より明らかに大きい…」となって焦り始めました。 この段階で「止水されてない可能性」を強く意識しました。
“乾かせば消えるかも”と思って、ドライヤーを近づけたくなりましたが、やめました。 しみは「表面」でも、原因は「上(または内部)」です。焦って変なことをすると後悔しやすいです。
4日目以降:不安・焦り(寝れない/カビが怖い/修理費が不安)
夜になると、ふと見上げるたびに「また広がってる?」が頭から離れず、 寝つきが悪い日が増えました。カビと修理費がとにかく怖い。 ここでようやく「連絡を急ぐべきだった」と思いました。
- 毎日ほぼ同じ位置から撮影(比較できる)
- メジャー(または定規)を写し込む
- 日付と「変化メモ」をスマホに残す
- 「連絡は明日で…」の先延ばし
- 天井を押す・触る(崩落や漏電が怖い)
- 強い乾燥を当てる発想(原因を遠ざけるだけ)
証拠の残し方テンプレ(そのままコピペOK)
- 引き:部屋全体が分かる(場所特定用)
- 寄り:しみの輪郭が分かる(状態記録用)
- 計測:定規/メジャーを写し込む(直径・幅)
- 日付:スマホのメモに「日付+直径+色+匂い+滴下の有無」
- 危険箇所:照明・コンセントが近いなら、その距離も撮る
※上階漏水の“動けなさ”や、連絡がつかないときのしんどさは、こちらの記事の体験談も参考になります。
対処の流れ:連絡・手配・費用・保険(誰に何をどう言うか)
ここからは「詰み感」を消すために、連絡順と伝える内容を固定化します。 迷ったら、テンプレをそのまま読めばOKです。
連絡順(例:賃貸マンション想定)
- ① 管理会社/大家(まず止水と原因調査の窓口)
- ② つながらない時:緊急連絡先・24h窓口(契約書・掲示板・入居時書類)
- ③ 上階住人:直接NGなら管理会社経由(トラブル回避)
- ④ 保険:火災保険(借家人賠償/個人賠償/家財)
伝える内容テンプレ(電話・メール共通)
「本日(○月○日○時ごろ)、自室の天井に水しみを発見しました。日に日に広がっており、 現在の直径は約○cmです。滴下(あり/なし)、匂い(あり/なし)、 照明やコンセントとの距離は○cm程度です。写真・動画があります。安全面が心配なので、 止水と原因確認を急ぎたいです。立ち会い可能な日時は○○です。」
※「危険箇所あり(照明近い/天井がたわむ)」がある場合は、必ず追加で伝えます。
立ち会い当日の準備(短時間で進む)
- 床の養生(タオル+ビニール)を写真にも残す(被害拡大防止の姿勢が伝わる)
- 家具・家電を移動して、作業スペース確保
- 撮影(引き/寄り/メジャー)+メモ(いつから、どう変化)を用意
修理が決まるまでの生活防衛(カビ対策・換気・除湿・家具避難)
漏水が継続している間は、徹底的に乾かすより被害を増やさないのが先です。 換気・除湿は有効ですが、天井に強い熱風を当てたり、押したりは避けます。
「どれくらい広がる?」の目安(推定データ)
しみの広がりは条件で大きく変わりますが、「止水されずに1週間推移したら」を仮定して、 代表シナリオ4本(結露/雨漏り/上階漏水/配管漏水)を並べると、イメージが掴みやすいです。 参考として、マンションでは過去1年のトラブルで「水漏れ18.7%」「雨漏り10.1%」という調査結果もあります。
抽出事例の要約表(観測情報+推定日次データ)
| 事例(データ源) | 属性 | 観測情報(記事・原典) | 日次しみ直径(cm, 1〜7日) | データ区分 |
|---|---|---|---|---|
| 関連記事:YanaryToday実体験近い状況 | 賃貸/上階漏水疑い/季節記載なし/マンション | 「円形のシミ」「直径は手のひら1枚分くらい」「点状滴下の気配」「水量がじわじわ増える」 | 9.0, 13.5, 16.8, 19.5, 21.9, 24.1, 26.1 | 初期のみ準実測+日次は推定 |
| 国交省:マンション総合調査(概要) | 分譲中心(管理組合調査)/漏水・雨漏りの発生頻度 | 過去1年のトラブル「水漏れ18.7%」「雨漏り10.1%」 | 5.0, 9.4, 12.2, 14.6, 16.6, 18.4, 20.0 | 頻度は原典統計/直径は推定 |
| 大和ライフネクスト:漏水事故実態レポート | 分譲マンション中心/配管・設備起因/東京都内データ | 1,167組合中218組合で299件、年発生率18.7%。原因は「給湯管の不具合」が最多。 | 5.0, 15.0, 20.6, 25.0, 28.7, 32.0, 35.0 | 頻度・原因は原典/直径は推定 |
| CHORD:住宅相談統計年報 2025 | 住宅相談統計(既存・リフォーム等)/漏水・雨漏り・結露の相談比率 | 住宅相談統計年報2025(本編)。漏水・雨漏り等の相談傾向(原典参照)。 | 5.0, 5.6, 6.2, 6.7, 7.1, 7.6, 8.0 | 相談統計は原典/直径は推定 |
※日次直径は簡易モデルによる推定です。同一条件でも天井材・断熱材・漏水量・滞留水の経路で大きく変動します。
※1日目は直径5cm開始の代表シナリオ。7日目の直径を棒グラフ化(推定)。頻度・原因の出典:国交省マンション総合調査(平成30年度)/大和ライフネクストレポート/CHORD統計年報。
グラフ作成用の数値テーブル(1〜7日、シナリオ別)
| 日 | 冬季結露(木造) | 屋根・バルコニー雨漏り(木造) | 上階漏水(賃貸RC) | 配管漏水(分譲RC) |
|---|---|---|---|---|
| 1日目 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 |
| 2日目 | 5.6 | 9.4 | 11.2 | 15.0 |
| 3日目 | 6.2 | 12.2 | 15.0 | 20.6 |
| 4日目 | 6.7 | 14.6 | 18.0 | 25.0 |
| 5日目 | 7.1 | 16.6 | 20.6 | 28.7 |
| 6日目 | 7.6 | 18.4 | 22.9 | 32.0 |
| 7日目 | 8.0 | 20.0 | 25.0 | 35.0 |
※「漏水が止水されず(または断続的に継続し)1週間推移した場合」を、円形近似+√t型の広がりで整形した推定です。早期に止水されれば頭打ちになる可能性があります。
よくある質問(FAQ)
基本は触らない方が安全です。特に照明・配線周りが近いと漏電リスクが上がります。 湿りの判定は、天井に直接触れずティッシュで「濡れ移り」を見る方法が安全側です。
目安として、広がっている/輪郭が濃くなる/点が増えるなら様子見は危険寄りです。 また、照明近く・天井のたわみ・滴下・異臭があれば、その時点で連絡が安全側です。
原因が「上階の過失」か「建物設備」かで変わります。まずは管理会社に止水・原因確認を依頼し、 あわせて加入している火災保険の借家人賠償/個人賠償/家財の補償範囲を確認するとスムーズです(判断材料は写真と時系列メモ)。
換気・除湿は有効ですが、漏水が続いていると“いたちごっこ”になりがちです。 まずは止水が最優先。それまでの間は、家具を壁から離し、濡れそうな家財を避難して被害を増やさないのがコツです。
まとめ
最初の10分は「電気の安全→水の有無→養生→連絡判断」の順。照明近く・滴下・たわみ・異臭は即連絡。
体験的にも、しみは輪郭が濃くなる→中心が黄ばむ→点が増えるの順で“不安が現実”になりやすい。記録(写真+計測+日付メモ)が後で効く。
連絡は管理会社→(緊急窓口)→上階は管理会社経由→保険。テンプレで伝えると、止水・手配が進みやすい。


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